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2007年3月

2007.03.31

何の気負いも無く

ふと気付いたら何だか春が来ていましたね。なぜ、さかなが気付いたかというとバターを常温に置いておいたら柔らかかった事とNY姉御が帰国する日が近いと気付いたこと。

月日が過ぎるのは本当にあっと言うまで、過ぎ去って欲しいことも、変わらないでいて欲しいことも、どうやっても変わりいくことも含めて時間を感じる毎日です。

そうやって静かにそして淡々と横をすり抜けて行く時間、そして過ぎ行く毎日、さかなは毎日毎日飽きもせずオーブンに火を点け、卵を割り、粉を篩う毎日を幸せに感じながら過ごしています。

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明日納品されるチーズケーキと洋なしのタルト君達。

行って来いって、食べる人を喜ばしてくれって思いながら切り分けるよ。

そこには何の気負いも、おごりも迷いも無くあって欲しい。

静一杯のさかなだけがあって欲しい。

ひとつひとつ、自分のつくったものが手から離れて他の人の手に渡る時に望む事はただただ、おいしいって言ってもらえること。それだけでいいんだ、本当にそれだけでいいんだ。

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2007.03.28

そこにあること

070328_025147 今日大好きな、でも自分が勝手に緊張してしまってなかなか食べに行けないお店へ、どうしてもどうしても食べたかったものを食べに勇気を出して1人「ふらっと」を装って行ったよ。(結局全然格好つけられなかったけど。。。。。。でもいいのだ。。。)

どう表現しても料理を語れるほどの文章力も語学力もさかなのどこを探しても見つからないので、さかなのあまりに稚拙な言葉で語ったらいけないと思うのだけど、言えることは美味しくて本当に美味しくて、う~何て言ったら言いのだろうね。あまりに美味しくて大きなそのメインディッシュをさかなが10分で完食したと言ったら分かってもらえるのかな?

勇気を出して行って本当によかったと、一生忘れない味の1つだって心底思った。この味がさかなの大切なひとを動かしたのだとしたら、その味を共有できたことを、一緒のものを感じられたことを、本当に本当に嬉しく思うんだ。

かみ合わないことも、すれ違う気持ちも、疑問や疑いも、会ったときの一言、みせてくれるひとつひとつの行動にさかなが幼すぎて気付けない全てが表れているんだって思う。

たとえそれがさかなの勝手な深読みでも構わない。そう思うことがそこにあるから。

新しいテーブル?をゲット!070328_024739

これはちゃんと車輪付き。何故かいらないフック付き。

070328_025025 上と横が開く仕組み。

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2007.03.25

さくらが咲いたら

B0036576_12473626 せっかく桜が少しずつ開花しつつあるというのに、誰かさんの様に曖昧な空と突然勢いつき始めた風のせいで何だか少し中途半端になりそうで、不安に思ってしまうよ。

人は求めるから拒絶され、手を伸ばすから絶望を強いられる(って誰かが言っていたような聞いたような。)

桜の花が降るように散っていくさまはさかなにどうしても大好きな、そして大切な人を思い出させるよ。

何年か前にさかなはその人と一緒に目黒川沿いに咲く満開の桜をそして川に散っていく桜の花びらを見ていた。

彼女のお腹の中には新しい命がやどっていて、それは2人で見ていた最初で最後の桜だった。彼女は降る様に散っていく桜の花びらを見ながら「雪が降っているみたいだね。」と言って嬉しそうに笑って。

人は一生のうちに心の底から美しいと思う景色は3回しか見れないと誰かが言ったなら、そのうちの一回はさかなは見てしまったし、見れちゃったんだ。(でももうあとの二回は大切に大切にとってあるよ。)

そんな、人が聞いたら陳腐な小説の一章説に過ぎない事なのかも知れないけれど、それがその後どれだけの沢山の辛いことがあっても、どんなことがあってもあの時に彼女と一緒に見た桜がさかなのこころの支えのひとつになっているんだなって思う。

それだけでいいと、短い人生に起こりうることなんて陳腐な安っぽい恋愛小説のようでも、それでもそのときに、本当に必要なことなんて少なくていい。本当に大切で必要で一緒にいたいと思う人なんて。

一生のうち、忘れられない日や心底大切に思う人達がこの世に実在してそれがあるから生きていけるって思える事ほど幸せなことはないと思うよ。

だからその手を、ちゃんとちゃんとしっかりこの手不器用な荒れた手で握り締めていくんだ。

自分が忘れないことよりも、そのことを忘れないでいてくれる人がいること、それだけでいいと、この泣きそうな空に「雨が降る5分前の空が好きだ、と誰かが言っていたけれど」と本当はさかなは嫌いな台詞を言っている人が大好きだと、思うそのことも含めて全てをみつめられる目を、ください。

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2007.03.20

たとえば

ものすごいどうしようもなく、意味もなく、ただただ何だか分からず落ち込んでしまう時があったとして、そのときに今の自分が求めていることをしてくれるだけでどれだけ救われるのかって思うよ。

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2007.03.10

水色という匂いは?

お菓子屋という職業柄匂いには結構敏感なほう、だと思っています。いや、思っていたいよね。

だから、仕事中やそのものに携わっているあいだ、絶対に香水は勿論、匂いのあるハンドクリーム、洗剤、に関しても一切つけず、またどうしても使用するとしても無香料のものを使うよう気をつけています。

そんなさかなですが、眠るときはそこは隔離された特別な場所。いつも必ず夢をみるさかな、どう頑張っても落ち込んでいたり悲しかったりするとそれは夢に出てくるし、思っていることは悲しいがな素直なさかなのそのままで夢に現れてしまいます。

だから眠るときは自分の落ち着く香りをほんの少しだけ枕にたらして眠りにつきます。

それは時にラヴェンダーだったりローズだったりゼラニウムだったり、べたですが大抵そんなもの。

でも時には枕じゃちょっときついとき、そんなときはシャワーやお風呂のときに少し香りで癒されることにしています。もしくは自家製石鹸のうっすらとした香りとか。

匂い、香り、その時々によって人の向けとめかたはいろいろだろうど、そのものによって思い出させることは様々なんだろうな。

さかなは毎日、ひたすらバターや甘い匂いをかいでいるので、自分はそれだけでお腹一杯と思ってしまうのですが、外を歩いているとやっぱりどうしてもその匂いに興味を弾かれてしまいます。

そんなさかなは外に行くと焼肉やお寿司などをいつも欲してしまうのです。ありゃりゃ。

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2007.03.09

おにぎり

間近に迫ったホワイトデーやその他の用事でルプチのお菓子を注文してくださっている方が沢山いて日々粉と奮闘しているさかなです。

日本に帰ってきて初めて花粉症になりました。粉を篩いいれながらくしゃみがとまらなくて大変大変。

それでも出来上がっていくケーキや焼き菓子を見ていると一人自己満足の笑みがでるのです。

そんなさかなのほっと一息タイムの今日の映画は「かもめ食堂」070309_020302_1

ずっと観たくて探していて、でも何だかタイミングを逃していて今更ながらやっと手に入れて観ました。

いいね~すごくすごく好き。大好きかも。

小さな頃から小林聡美さんに似ていると言われてきたさかな。(「やっぱり猫が好き」を3人で観ていた頃から始まったのかも)

実際自分でも何となく似ているな~と思うところもあったりして、特に前に彼女が出ていたポポンSのCMのあのコミカルな感じとか。

その小林聡美さんが友人が働いているお店に最近何回か食べに来ているらしく、実際に実物を見た友が「やっぱり似てると思ったよ。顔とかじゃなくて雰囲気がすごい」と言われました。

嬉しいっす。ありがとうございます。

この「かもめ食堂」の彼女を観てますます好きになったさかななので。

おにぎりが無性に食べたくなりました。

070309_020207 あと美味しいコーヒーをおまじないを言いながら入れたくなりました。「コピ・ルアック」

明日美味しいコーヒー豆買いに行こうっと。

ぱぱさかなの最後の講義とパーチーも無事終わり素敵な締めくくりでした。お疲れ様でした。H_019_1_1

久し振りに綺麗な格好をしているままさかなと叔母さんと一緒にぱぱさかな抜きで撮ってみました。

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2007.03.03

大切なひとたちへ

もうすぐさかなの大切なパパさかなの最後の講義の日。070303_025808

この大イベントに向けて沢山のお菓子を仕込むと同時に沢山の思いがさかなのこころによぎるよ。

いろんな沢山のことを教えてくれ、NY姉御、四つ葉姉御、そしてさかなの芯となる部分を作ってくれたパパさかな。

どれだけ言っても言い尽くせないけれど、「ありがとう」と「お疲れ様」を伝えられたらと思うよ。

そんなパパさかなの教えのなかでさかなが1番影響を受けたもの、それは詩かもしれないと思う。

アメリカにいた頃、L. Hugues の「I too, am America」を読んで感動したことをパパさかなに伝えたとき、とても喜んでくれたこと。さかなのなかですごく大きな支えになって嬉しかったんだよ。

それからも沢山の詩に出会い、長田弘さんの詩に大好きな友達を通して出会えてもの凄い感動して読みまくって読みまくった。

そして今、またひとつの大切な詩に大切な人を通して出会うことが出来たことが、こころの底から嬉しいと思う。

070303_025834 それはさかなの大切なひとが大好きな四つ葉姉御とむぅさんのために選んでくれたもの。

この詩を読んだとき、さかなはそのひとの手を勝手に握りながら泣いてしまったよ。

彼の撮ってくれた写真と一緒に。

そこに大好きな人達の輝かしいまでの笑顔があったから。070303_033837

070303_025755_1 「dites oui」 君にいつか言えるように。

。。。。。。。。。。

二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは

長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧を目指さないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで

疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には

色目を使わず

ゆったり ゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康に風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そして

なぜその胸が熱くなるのか

黙っていても 

二人にはわかるものであってほしい

。。。。。。。。。。。

吉野弘

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